蒅”すくも”という名

Sense of nature

土 / 水 / 太陽 / 風

自然のみぞ知る領域と共に。

「蒅“すくも”」とはタデ藍という植物の葉を乾燥・粉砕させ、100日以上をかけて発酵させてつくる藍染めの染料です。

「発酵は、僕らの境地を超えているところで進みます。どれだけ良い環境を作るか、それしかできることはありません。」
「蒅づくりの最終過程は、自然や神様のみぞ知る領域です」

Watanabe’sの代表、渡邉健太の言葉です。

時に、作品作りをする中で、視野がせまくなってしまうことがあります。
自分の経験や知識に頼るあまり、新しいものが生み出せなくなる感覚。


頭で考えるよりもいざ手を動かしてみると、思わぬアイデアや化学反応が生まれていく。
余計なしがらみを拭い去り、人が自然の感覚に身を任せたときに、
私たちや自然の中にある「何か」が芽吹くのはでないかと思います。
それは、蒅の発酵に通じるものがあると感じました。


自然からの贈り物を扱う者として、
いつも大きな自然の中で生かされていることを、意識していきたい。
そう考え、「蒅‟すくも“」という名にしました。